AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性における、髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。
一般的に遺伝と男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
抜け毛が進行して、薄毛が目立つようになります。
AGAは加齢とともに進行します。
放っておくと年齢とともに下のグラフのように髪の毛の数は、減っていきます。
ハミルトン・ノーウッド分類
分類 | 症状 |
---|---|
Ⅰ型 | 全く薄くない状態 |
Ⅱ型 | 額が少し後退した状態 |
Ⅱ型vertex | 額がちょっと後退して頭頂部が薄くなった状態 |
Ⅱ型a | 額がちょっと後退して前頭部が薄くなった状態 |
Ⅲ型 | かなり額が後退した状態 |
Ⅲ型vertex | 額がかなり後退して頭頂部が薄くなった状態 |
Ⅲ型a | 額がかなり後退して前頭部が薄くなった状態 |
Ⅳ型 | 額がさらに後退して頭頂部とつながりそうな状態 |
Ⅳ型a | 額と前頭部がつながった状態 |
Ⅴ型 | 額と頭頂部がつながった状態 |
Ⅴ型a | 額と前頭部がつながり、さらに後方へ進んだ状態 |
Ⅵ型 | 額と頭頂部がかなりつながって、側頭部と後頭部以外は地肌が露出した状態 |
Ⅶ型 | 横と後頭部以外の地肌が完全に露出した状態 |
AGAの脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。
図のように、AGAの場合は正常の場合と比べ、数年かけて太くしっかりとした髪の毛が成長していく成長期を十分に経過せずに短くなり、後期に入るのが早くなるため、毛が薄くなり、細く短い髪の毛が多くなると全体としてうす毛が目立つようになります。
なお、この毛髪サイクルを短くする原因のDHTは5α-還元酵素という酵素によってテストステロンからつくられます。
5α-還元酵素には、Ⅰ型とⅡ型があります。
Ⅰ型は、ほとんどの体毛の皮脂腺に存在します。
Ⅱ型の5α-還元酵素は、頭髪、ヒゲ、ワキ毛、スネ毛、陰毛などの毛乳頭細胞に多く存在します。
以上より、AGAは抜け毛・うす毛がゆっくりと進行していきます。
また、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
ただし、AGAでは普通、うす毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。
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