まず抗体とは、体内にウイルスなどの病原体が入った時に、身体が反応して作られるタンパク質です。 抗体は、病原体が身体に入ってからも、すぐには作られません、数日から数ヶ月で体内に抗体が作られると考えられます。
抗体の種類は5種類ありますが、新型コロナウイルス抗体検査で調べる抗体の種類はIgM抗体と、IgG抗体の2種類です。
一般的には、IgM抗体が感染初期に作られ短期間で消失し、IgG抗体は少し遅れて、比較的ゆっくり作られ、長期間持続すると考えられます。 あくまでも目安となりますが、検査結果でIgM抗体が陽性だった場合は、現在進行形(過去1週間以内)で感染している可能性が考えられます。 IgG抗体が陽性だった場合は、過去数ヶ月以内に感染して治癒している状態や、感染後期の可能性が考えられます。
一般的には、抗体検査の結果が陽性だった場合は、過去にそのウイルスなどに感染したことがあるということを示しますので、無症状で感染に気付かなかった人を見つけることができます。また、抗体ができていて、免疫を獲得していれば、その後同じウイルスが体に侵入しても、再び感染するリスクが低くなると考えられます。
しかしながら、新型コロナウイルスに至っては、まだまだわかっていないことも多く、抗体検査の結果が陽性であった場合でも、新型コロナウイルスに対して、免疫があり、必ずしも今後感染しないかどうかなどは不明であり、抗体の免疫防御期間も不明です。また、過去に感染しているにもかかわらず、抗体検査の結果が陰性と出るケースなども報告されています。
当院の新型コロナウイルス抗体検査は、精度の高いロシュ・ダイアグノスティックス社の機器を使っての定量精密検査となっております。
※ロシュの検査は新橋院のみとなります。ロシュ・ダイアグノスティックス社の機器による精密検査を行った場合は、採血を行ってから、30分程で検査結果が判明します。検査結果は1時間半程でweb上に反映させていただきますので、同じくwebで結果を見ていただけます。
(ロシュの検査は抗体がどの程度の量あるのかを判定しますが、陽性と出た際に、IgM抗体とIgG抗体のどちらが陽性か判別することができません。)当院は予約制をお取りしておりませんので、ご来院いただいた順番でご案内となりますが、コロナウイルス抗体検査をご希望の方は、別室にご案内してのご対応となり、混雑状況によってお待ち頂く時間は異なりますが、準備が出来次第、可能な限り迅速に対応をさせていただきます。
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