ヘルペスは現代の医学で完治する病気ではありません。
ヘルペスは“単純ヘルペスウイルス”によって引き起こされる病気で、一度でも感染してしまうと完全に除去することができないウイルスです。
今現在ではこのウイルスを死滅させるお薬がありません。また、ヘルペスウイルスに有効な予防ワクチンもありません。
その為、「完治しない病気」という認識が、過度なストレスの原因となってしまうケースがあります。 ですが、完治はしないけれども再発を予防することは可能です。
正しい知識を身につけて積極的にコントロールすることで負担を少なくしましょう。
特に“再発の前兆が出た場合、すぐに病院を受診する”ことにより、再発したときの症状が軽減されて治癒までの期間が短くなる可能性があります。
ヘルペス再発のきっかけには“発熱”による免疫の低下もあります。 規則正しい生活を送り、適度な運動や栄養バランスのとれた食事をとることで自身の免疫を高め、風邪などを引かないようにすることが大切です。
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると死滅することがありません。他のウイルス性の病気と違い、症状がなくなったあともウイルスが神経節の中に潜んでいるため、免疫力が弱まった時に再び症状を現します。
現代の医療ではこのウイルスを完全に排除することが出来ません。
そのため生涯にわたって付き合っていかなければならないものです。
ご自身が健康なときは、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられていて活動できないため症状は出ません。
しかし、発熱、疲労、精神的なストレス、強い紫外線、外傷などの刺激により免疫が低下して、ウイルスが活動し始めると症状が出てきます。
再発の不安をなくすことやパートナーの感染をできるだけ予防するためには、正しい知識を身につけて積極的にコントロールすることがとても重要です。
※水ぶくれなどの皮膚症状が出ていないときは過度な心配をする必要はありません。
●規則正しい生活を送り、適度な運動、睡眠不足や疲れ・ストレスを溜めないようにしましょう。風邪をひいたときはしっかり休むことが大事です。
くちびるや性器などの周りにチクチク、ピリピリとしたような違和感や再発の前兆が出てきたら、すぐに病院の受診をしましょう。
早めの段階でお薬を使い始めることで、再発時の症状の軽減や治癒までの期間を短くすることができます。
●水ぶくれに触れたら石鹸を使い、手をきれいに洗いましょう。 水ぶくれが破れた場合は、なるべく手や物が触れないよう気をつけ、石鹸などをよく泡立てて優しく洗い、シャワーで流し清潔にしましょう。
患部が触れた下着や着衣物などはよく洗い天日干しで乾かしましょう。
他の洗濯物と一緒に洗っても問題ありません。
(ひどく汚れている場合は先に手洗いをしてください)
患部がかさぶたになった場合は自ら剥がしてしまわず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
●コップや食器、タオルや浴室のイスなど共用のものは、使用時・使用後はしっかりと洗浄するようにしましょう。炎症を悪化させるためアルコールの摂取は控えましょう。
性行為はご自身の症状の悪化やパートナーのヘルペス感染につながります。また、他の性感染症にもかかりやすくなっているので性行為は控えましょう。
ヘルペスができている場所が陰茎だけでなく陰嚢や大腿部、臀部にあった場合は当然コンドームでは防げません。
陰茎にできたヘルペスだとしてもコンドームの使用が完全な予防にはなりませんので、性行為自体を控えるようにしましょう
●赤ちゃんとの接触は特に気をつけましょう。赤ちゃんはウイルスに感染すると重い症状を起こす恐れがあります。
口唇ヘルペスの場合、保湿剤など用いたスキンケアや化粧をする場合は、刺激になることもありますので、患部は避けるように塗りましょう。
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